2006年09月13日

「古本屋の女房」は面白い

古本屋の女房」という本は不思議な魅力をもった本だ。
文字通り、古本屋をやっている男と結婚した女性のエッセイ集。

本好きが高じて前の夫と別れ、古本屋と再婚したというところからして、半端ではない。

子連れのうえに大きなお腹でセドリをする姿には圧倒される。
廃品回収から拾ってきた水濡れ本を丁寧に間紙を入れて直すのにはひたすら感心。
古本に関わる人間なら、つい引き込まれるエピソードが多い。

それにしても女は強いと思う。
本書の終わり近くで、夫が売れ行き不振で店をたたむエピソードがあるが、
非実際的な夫と現実的な妻との対比が鮮やかだ。

本人が描いたイラストも雰囲気があって楽しいし、
何よりも文章にもメリハリがある。
本への拘りが強く、校正者でもある筆者の本に対する姿勢が反映して、
しっかりした本の作りになっているのもいい。

これを読んでると、また、セドリに行きたくなってしまう。


posted by 自游人 at 10:48| Comment(1) | TrackBack(0) | 参考情報 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

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